マンゴー屋ぶろぐ
~農業初心者の成長記録~
マンゴーの管理

【1月のマンゴー栽培管理】

 こんにちは、沖縄県在住のマンゴー屋です。

 2022年に入り、ブログを始めたのでここで、マンゴー栽培講習会などで学んだことのアウトプットとして、各月の管理について投稿していきたいと思います。

 

目次
  1. ビニール被覆
  2. 葉芽の除去
  3. 受粉昆虫の発生
  4. 間引き剪定
  5. 病害虫の防除

①ビニール被覆

 ビニール被覆はハウス全体の中で蕾が7~8割程度出てから実施。早いうちにハウスのビニールを被覆してしまうと温度があがってしまい新芽になってしまう。

このように、母枝の芽が膨らんで割れてから実施。芽が閉じている状態ではダメです。

②葉芽の除去

 花穂には同時に葉も出てくるので除去する。そのままにしておくと、害虫の発生源になったり、温度上昇や養分関係によっては新芽に変わってしまう。

 マンゴーの開花に必要な温度は20~25度が適温!!

 毎日の気温の変化に応じて側面のビニールの開閉をこまめに行う必要があります。

③受粉昆虫の発生

 受粉は自然に訪れる昆虫や風などでも実施することができますが、それでは受粉率が低くなるため、確実に受粉させるためには蜂やハエなどを発生させる。

 蜂で受粉させる際の注意としては、訪花適温が18~25度となっていることです。沖縄県の高い気温だと受粉昆虫としての役目を果たせないかも、、、

④間引き剪定

 花穂が揃ってきたら、貧弱な枝や日当たりの悪い枝の間引きを行う。

 この時期の前に剪定をやってしまうと、栄養成長が優位になり新芽が出る心配もある。

 貧弱な枝はマンゴーの実が付く確率も低く、結実したとしても大きく育ちません。また、マンゴーはとにかく太陽の光を浴びさせないといけないので、間引きすることで、日当たり及び風通しをよくする。

⑤害虫防除

 開花時期から心配なのが害虫と病気です。そのため、この時期からしっかり防除を実施する。ハウス内の清掃も炭疽病の予防になるため、農薬等に頼らずできることは行う。