こんにちは、沖縄県在住のマンゴー屋です。
2022年に入り、ブログを始めたのでここで、マンゴー栽培講習会などで学んだことのアウトプットとして、各月の管理について投稿していきたいと思います。
- ビニール被覆
- 葉芽の除去
- 受粉昆虫の発生
- 間引き剪定
- 病害虫の防除
①ビニール被覆
ビニール被覆はハウス全体の中で蕾が7~8割程度出てから実施。早いうちにハウスのビニールを被覆してしまうと温度があがってしまい新芽になってしまう。
このように、母枝の芽が膨らんで割れてから実施。芽が閉じている状態ではダメです。
②葉芽の除去
花穂には同時に葉も出てくるので除去する。そのままにしておくと、害虫の発生源になったり、温度上昇や養分関係によっては新芽に変わってしまう。
マンゴーの開花に必要な温度は20~25度が適温!!
毎日の気温の変化に応じて側面のビニールの開閉をこまめに行う必要があります。
③受粉昆虫の発生
受粉は自然に訪れる昆虫や風などでも実施することができますが、それでは受粉率が低くなるため、確実に受粉させるためには蜂やハエなどを発生させる。
蜂で受粉させる際の注意としては、訪花適温が18~25度となっていることです。沖縄県の高い気温だと受粉昆虫としての役目を果たせないかも、、、
④間引き剪定
花穂が揃ってきたら、貧弱な枝や日当たりの悪い枝の間引きを行う。
この時期の前に剪定をやってしまうと、栄養成長が優位になり新芽が出る心配もある。
貧弱な枝はマンゴーの実が付く確率も低く、結実したとしても大きく育ちません。また、マンゴーはとにかく太陽の光を浴びさせないといけないので、間引きすることで、日当たり及び風通しをよくする。
⑤害虫防除
開花時期から心配なのが害虫と病気です。そのため、この時期からしっかり防除を実施する。ハウス内の清掃も炭疽病の予防になるため、農薬等に頼らずできることは行う。